天地真理 春の風が吹いていたら

                  ある美容師さんとのわかれ

2010-11-15
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 当時の真理ちゃんは週に2回から多いときには3回美容院に行っていたそうですね。
 東京青山にあるP美容院とゆうお店がデビュー前からのお気に入りのお店だそうです。
 普通、髪をカットして洗髪して乾かしてセットして仕上げるまでには2時間以上は掛かってしまいます。
 しかし超ハードスケジュールの真理ちゃんには、そんなに時間の余裕はありません。

 そんな激務な真理ちゃんをカットからセット、仕上げまで1時間以内でやってくれる美容師さんがSさんです。
 真理ちゃんはヘアーのことはSさんに全てを任せていました。
 お二人の関係は美容師と客といった以上に親しいものでした。
 真理ちゃんはSさんにその日のテレビ局での出来事を話します。
 Sさんも仕事をしながら世間話や身の上話などします。
 忙しい真理ちゃんにとってはSさんとかわすお喋りはとても貴重な一時です。

 そんなある日Sさんから。
>Sさん 「私近くお店を辞めることになったの」
>真理 「えっ?どうして?!」
>Sさん 「私こんど結婚するのよ」
>真理 「えっそうだったの、おめでとう。Sさんがいなくなると寂しくなるわ。でもSさんが幸せになるんですもの…」

 その日の夜に真理ちゃんはマネージャーに言いました。
>真理 「ねっお願い今週中でいいの、なんとかスケジュールを都合して2時間ほどあけることできないかしら?」
>マネージャー 「困ったなァ急に言われても今週はちょっと無理だよ」
>真理 「無理いってごめんなさい、どうしても今週でないとだめなのよ!」
>マネージャー 「そう。わかった何とかやってみるよ」

 マネージャーがいろいろ苦労した結果やっと2時間ほど時間がとれました。
 予定の日、真理ちゃんは仕事が終わった後、急いでタクシーで銀座に向かいました。
 腕時計の針を気にしながらいろんなお店を見てまわる真理ちゃん。
 あるお店で真理ちゃんはとても良いフランスの香水と花束を買いました。
 そして急いで車で青山のP美容室に向かいました。

 P美容室に着いた真理ちゃんはSさんに結婚プレゼントの香水と花束を渡しました。
>真理 「長い間、お世話になりました。どうかお幸せにね…」
>Sさん 「ありがとう。真理ちゃんもがんばってね」
 二人の目には薄っすらと涙が滲んでいました。

 その事をあとで知ったマネージャーは
>マネージャー 「そんなことなら、僕が届けてあげたのに…」
>真理 「どうしても私の手から渡しかったの」 と答えました。
 律儀にもたとえ多忙ではあってもお世話になった人には必ずお礼をする真理ちゃんでした。



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